2017年08月30日

ユマニチュードと回想法

義母が8月中旬から近くに一人暮らしをすることになり彼女の生活を
私達家族がサポートすることになりました。まず86歳まで元気で居て
くれたことにお礼を言いたいです。新居は団地の一階なので家の中の
ことは一人で出来ますが外に出たりご飯を作ったり等は出来ないので
私達がサポートして行くことになります。8月は予行演習期間ですね。
義母を受け入れるにあたって私が気を付けたいと思ったことが2点。
1点目「ここにきて良かったと思ってもらうこと」これは彼女に
「私は大切にされているんだ」という自己肯定感を持ってもらうこと
を目標にしています。その際にとても参考になった考え方がフランス
生まれのユマニチュードでして今日本で認知症患者のケアの方法として
認知され始めています。「わたしはここに生きている」と相手に思って
もらうように相手に接することです。中々難しいですが意識するのと
しないのとでは相手に対しての態度が全く違ってきます。
私達の世代は所謂働き盛りで家のこと・子供のこと・仕事のこと等あり
毎日忙しくバタバタと過ごしていますがその目線で彼女の生活リズム
を考えると絶対に上手くいきません。私達にはどうでもいいことでも
彼女にとっては大変重要なことであり、大切な問題であることもある。
そういった日常のちょっとしたことを相手とのコミュニケーションから
察知し相手のことを大切に思い丁寧に接するように心がけています。
2点目は「彼女の歩いて来た道を尊重すること」です。これは回想法と
いう概念を知らなければ中々思いを巡らせることが出来ませんでした。
お年寄りは昔の話を何十回・何百回とします。回想法といってこうした
話を繰り返し行うことでお年寄りは自分をしっかり保っているのです。
興味があろうとなかろうと、何百回と聞いた話でなかろうとフンフンと
耳を傾け彼女の歩いて来た道を肯定することで彼女自身を肯定すること
を目的としています。彼女がこちらに越してきて丁度2週間になりますが
今のところ穏やかに楽しく暮らしているように思います。
ユマニチュードの本を読んで受けた衝撃「80-90歳のお年寄りにとって
今日が何月何日何曜日か知らなくてもさほど生活に影響はない」
これは目から鱗でした。極端な話、私のことを認識できなくなっても
ケアしてくれる人として私のことを受け入れてくれるのならば暴言や
徘徊等がなければ適切なサポートをうけつつ高齢者は一人で住めます。
彼女との暮らしが始まることで日々勉強させてもらっています。
私自身が今まで気づかなかったことが沢山あります。介護保険の認定
についても介護状態になってから受けるのではなく介護状態にならない
ように予防ケア的に受けた方が良いだとか60歳以上のお友達に色々と
教えてもらってます。幸い義母はとても良い人で可愛いいお婆ちゃんです。
長男の嫁だからやってもらうのは当たり前的な態度をとることもないです。
私も長男の嫁だから義理でやってやってるんだという態度ではなく、
彼女の人間性をリスペクトし彼女を大切に思う気持ちを伝えて彼女の
残りの人生を一緒に楽しみたいと思っています。
posted by menchan at 00:06| Comment(0) | 雑記