2017年11月11日

音楽参観

小学4年生の娘の音楽参観に行ってきました。学校全体で毎年行われている
行事なのですが毎年ド平日の真昼間に行われており我々ワーママは有休を
取っていくのか、はたまた御免なさいと子供に謝るかの選択を強いられる
こと3年。私も1年生の時は参加しましたが2-3年は仕事を休めず行くことが
出来ませんでした。学級懇談の際にワーママ達が声を上げてくれたらしく、
今年から土曜参観に音楽参観を組み込もうという流れになったと聞きました。
有り難い限りです。まだまだ小学校は「お母さんは一日家にいること」を
前提にスケジュールが組まれていて子供が保育園から小学生になった時に
平日に学校から呼び出される回数に辟易したことを思い出しました。
よくいう「小1の壁」というやつです。このせいで仕事を辞めるお母さんも
います。まだまだ日本は働く母に優しくないなと今でも実感していますが
声を上げ続けることによって少しずつ社会は変化していく。子供が小学生
になってからの4年間で変化したことも沢山ありそのことを実感してます。
そんな勇士のおかげで実現した土曜日の音楽参観がまた素晴らしいものでした。
全学年通しで見るのは初めてだったのですがどの学年も素晴らしかった。
学年に応じた成熟度にほんの少しプラスアルファの難しさを加えた先生方の
選曲と指導力に大変感謝です。娘の通う学校はマンモスで一学年200人ほど
いるのですが200人のハモリも入れた合唱の大迫力と言ったらない。
体育館いっぱいの空気を震わせ波動を伝えてくるような感じで震えました。
子供のひたむきさと懸命さには常に涙腺崩壊しっぱなしの私ですが今回は
そのエネルギーに圧倒されて小学生侮れないなと思った次第です。
子供自身も高学年の良質な音楽に触れることで来年のなりたい自分像を
膨らませているようで「5年生の合奏凄かったなーカッコよかったなー」と
興奮気味に話していました。フックト・オン・クラシックスの合奏は圧巻。
200人もいると迫力あります。よくこんな難しいの持ってきたなぁって、
でもそれをやり切る5年生たちとやり切った後の達成感に満ちた美しい顔。
この子たちはまた次の達成感を味わうために頑張るのかなと思い見てました。
沢山の煌めきが散りばめられた小学生の音楽会。全編見ることができて感謝。
posted by menchan at 21:58| Comment(0) | 育児

「MADAME EDWARDA WEIRD TAILS」@北堀江 Club Vijonに行ってきました。

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2017年11月4日に北堀江のClubVijonで行われたマダムエドワルダのツアー
大阪編へ行ってきました。初めにこの日この時をこの場所で過ごせたこと
を大変光栄に思います。この夜を創ってくださった全ての人に感謝します。
マダムエドワルダはバンド名だけは昔から存じ上げておりましてとはいっても
ライブを見たことがある訳でもメンバーの方を詳しく知っている訳でもなく
只々私の嗅覚が「これは見なければいけない」と教えてくれていました。
まずこの名前をバンド名に持ってくる地点で相当な覚悟がいると思われます。
周囲から聞き漏れる噂にも「凄い」「別格」という言葉しかなかったので、
兎に角公式からツアーの案内が出た時は絶対に行かなければと思ってました。
そして対バンの情報が出た時にイベンターの方のマダムエドワルダを迎える
ための心意気のようなものを感じました。とんでもなく素晴らしい夜になる。
そう直感しました。そして私達観客も。迎える準備は出来ている。
私は1枚CDを買っただけですがそのCD3回丁寧に聞きました。何かをしながら
聞けるような音楽ではなくBGMのような優しいものでもありません。芸術を
丹念にゆっくりと愛でるように向き合い味わう作品です。
デスクユニオンから購入したのですが届いた瞬間にジャケ画の素晴らしさに
目を奪われました。ただただ美しい。歌詞の崇高さ、丁寧な装丁。私は歌詞を
大切にしているバンドがとても好きでCDはやはりひとつの作品だと思うので
隅々に拘りを散りばめたこの丁寧な仕事ぶりに感嘆しました。音さえ良ければ
ノリで行ってしまえばいい、それはそれでライブは楽しいです。そういうのも
大好きですが、彼らの目指しているところは一過性の楽しみではなくもっと
崇高なもの。音を聞く前から直感しました。だから自分自身も丁寧に向き合う
必要があると思いじっくり聞かせてもらいました。アルバム自体の感想はまた
別の機会にまとめるとして音を聞いた時まるでオペラを見ているかのような
錯覚を感じました。そうなんだ、彼らはマダムエドワルダという作品を演じて
いるのだと。ボーカルの方の素晴らしい歌唱。ボーカリストを置いている以上
アイコンに留まるのではなく自分たちの伝えたい美しい詩の世界をきちんと
伝わるようにひとつひとつの言葉を丁寧に伝えてくる。素晴らしいです。
ただ歌が上手いとかそんな次元ではない。きちんと伝えたい詩の世界があるから
だと思いました。ボーカリストが居る以上は歌モノだと基本的に思っています。
何か伝えたいものがあるからボーカリストを置くのであってその伝えたいもの
がグタグタならばインストバンドでも言い訳でそれが言葉なのかアクトなのか
バンドによって様々だとは思いますがまずは言葉を大切にしているのだという
姿勢に私はCDだけで大変感銘を受けました。演奏に関しては華美なものではない
けれど伝えたいものの美意識を損なわない丁寧な仕事だという印象でした。
これをライブで見たら自分はどうなってしまうのか?待ち遠しくその時を迎え
ました。当日の対バンは皆素晴らしいバンドでした。何度も足繁く通っている
バンドの演奏も聞けて4バンドの演奏が終わっても大変満足しているはずでした。
がマダムエドワルダがステージに君臨したときもう別格だと思いました。
バンドの演奏はCDで聞いた丁寧な仕事に留まるものでは勿論なく派手なアクトは
ないけれど激しく滑らかで妖しくも美しい真のアーティストの姿がありました。
そしてvocalの方の鍛錬された美しい声。もう決してお若くはないと思われますが
あれだけの声量と高音を保とうと思うと相当鍛錬されてないと無理だと思います。
CDで聞くより艶やかでかつ嫋やかでもあり、また時に鋼のような武骨さもある。
所作も一つ一つの留めがいちいち美しい。魅せることに徹底されている美意識。
動きも息切れするような激しいものは避けあくまで所作と目力で演じ切る。
安っぽい言い方になってしまいますが世界観が確立されていると思いました。
自分達の生きたい道はこうだと。誰にも媚びることはなく淡々とでも心の灯は
燃やし続けてきたのだろうということが感じられとても官能的なステージでした。
官能とはいやらしさではなく自分の中では美しいものを求める愛の美学のような
ものでマダムエドワルダのステージを見ている間私は官能の渦に溶けていました。
表現こそ違えどあの場を共にされた方はみな似たような感覚に陥ったと思います。
このような経験はそう何度も出来るわけではなく私にとって2017年11月4日はただ
楽しいといった言葉で片付けられないような忘れられない一夜となりました。
ただかなり疲れてしまって本物のステージを見るには見る側にもかなりの覚悟を
強いられるということも実感した一夜でもあります。言葉にするのにさえも時間が
かかってしまいました。今後更なる高みを目指していかれるのでしょうが、
私の人生の中でいつか彼らのステージに接触する機会を持てたら嬉しく思います。
本当にありがとうございました。感謝。
posted by menchan at 21:20| Comment(2) | ライブ