2011年10月07日

「運用のプロが教える草食系投資」を読んで

「運用のプロが教える草食系投資」を読み終えました。いい本でした。
本当にいい本でした。直販投信を設立した3人が長期投資について熱く
語る本ですが投資の本来の姿について考えさせられます。
以前のポスト「エンデの遺言を読んで」にも書いたのですがお金と言う
ものは本来あった方がいい場所に適切にあるべきだと思うのです。
貯金ばかりでお金を貯めこんでしまうと本来お金があった方がいいところ
にお金が回りません。結果経済は回らなくなってしまい一部の富裕層だけ
にお金が集まることになる。結果貧富の差が大きくなり社会は不安定になる。
最近のイギリスやアメリカでの暴動やデモはその結果だと思います。
私がこの本を読んで感動したのは、社会を動かすのは政治でも経済でもない
私達の毎日働いたお金であり、その一つ一つの滴が会社を動かし社会を動かす
ことになる、だから自分達の意思でお金を動かさなければならないという
話です。その意思表示が月々5000円からの積立で可能になるのが積立投信です。
そして長期で投資していくことによって少ない積立でも複利の効果を利用して
一定の資産形成が出来るということも書いてありました。
この辺りは「大人の投資信託」を読んでいたのである程度理解していたのです
が儲けるための投資ではなく社会の役に立つ会社に投資することによって自分
の意思が反映されたお金が会社を助け動かすことになるのだという事実に
ちょっと感動すら覚えました。しかし考えてみると投資とは本来そういうもの
なのかも知れません。現在政治も社会も経済も不安定で将来を不安視する声が
良く聞かれます。でも嘆いていても仕方ないと思います。政治不安なんて関係
ない、自分達のよりよい社会を作る為には子供たちに明るい未来を残すため
には自分達自身が考えて動かなくてはならないと思います。
自分達の未来を変えれるのは自分達自身でしかない、人任せにしない。
お金を自分の意思で動かすというのはその第一歩で長期投資は最も優れた方法
ではないかと思っています。販売会社を通さない直販通販ならファンドの意思
が見えます。ゆっくりじっくり時間を味方にして自分の意思をそのファンドに
託すことが出来るのです。私は基本的にはインデックスから始めたいと思って
いますがある一定の資金が貯まったら直接株式にも投資したいと考えてます。
上がった下がったに右往左往されるのではなくその会社を応援したいから株を
買う、世の中の役に立つ仕事をしている会社、社会を良くしたいと奮闘している
会社、生活で身近にお世話になっている会社に投資します。
また投資信託は世界全体に投資することも出来ます。私は基本的に日本株で
運用している会社への投資を考えてますが世界に投資することによって世界に
関心を持つようになるのではないかと思っています。安定と言う面から言うと
債権もいいのかも知れませんが、国債のように国の借金に加担してその儲けを
得ようとするような投資はあまり感心できないと思っています。国債での
リターンを自分が得れば国はその利息を支払うためにまた国債を発行する
と言ったような自転車操業に加担する気には到底なれません。
このようにそんなに投資について詳しくない私にも少し仕組みを勉強すれば
自分のポリシーが見えてきてお金をどのように動かせば良いのかがわかります。
「運用のプロが教える草食系投資」はそのような自分の意思について再確認
させられる、今年私が読んだ本の中でも3本の指に入る良書だと思いました。
もっともっと勉強してFP1級を取ったらこの本の内容を少しでも多くの人に
伝えたいです。一人ひとりの力が大きなうねりになって社会を変えていく
なんてダイナミックでワクワクしますね。
posted by menchan at 12:43| Comment(0) | FP
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